第24章

「後藤辰和、いったい何のつもりよ!」

遠慮なんて一切せず、私は正面から噛みついた。喉の奥まで押し込められていたせいで声は上ずり、息も荒い。それでも、皮肉だけはしっかり滲ませて。

次の瞬間、薄暗い灯りの下で、彼はぐっと身を屈める。ほとんど罰のような、乱暴と言っていい力で、私の唇を乱暴に塞いだ。

それはキスなんかじゃない。征服そのものだった。

彼の唇と舌は、一片の譲歩もなく歯列をこじ開け、容赦なく侵入してくる。舌を絡め、貪り、吸い上げる。

煙草の苦味を含んだ熱い息が、一気に私を呑み込んだ。

甘い口づけなんて言葉とは無縁。これはほとんど、怒りに任せた噛みつきだ。

この男は、こういうや...

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