第207章 鈴木七海はもう終わりだ

その時、佐藤拓実も立ち上がり、声を張り上げた。「皆さん、挙手で決を採りましょう」

佐藤拓実は佐藤グループの元社長だ。彼がそう口火を切ると、挙手しようとしていた者たちも、気圧されたように沈黙し、動きを止めた。

鈴木七海は中平記由に視線を向け、問いかけた。「中平様はいかがお考えですか?」

中平記由は視線を落とし、沈思黙考した。事態は深刻であり、彼の手にも余る状況になりつつあった。

この成果のために、星辰グループは数百億円もの研究開発費を投じ、さらに同額の融資も受けている。

今日の事件により、これら巨額の投資は水の泡と化したに等しい。

星辰グループは出資者や全株主に対して責任を負わねば...

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