第231章 山下真衣を解放する

保国裕基は口角を上げ、薄く笑みを浮かべて言った。

「鈴木七海、小川和真という男がどれほど桀驁不馴で、自分が永遠にこの国の人間であると一度も公言したことがないのは知っているだろう。だから我々が彼に護衛をつけるというのは名目で、実際には監視しているのだ」

「今、君は彼を制御できている。それに君はこの国で育った。私は君に、永遠にこの国の人間であり、決して国を裏切らず、国民に背くような真似はしないと明確に表明してもらいたいのだ」

「もし君がそう表明できるなら、今後君がやりたい事の多くは、私を通せば滞りなく進むだろう」

鈴木七海は理解した。

事実、彼女がそう表明しさえすれば、今後彼女が開発す...

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