第301章 彼は私の夫

上村愛美は息を呑んだ。白崎グループの社長が様々なプレイを好むなんて、誰も知らないのだろうか。いっそ暴露してやろうか。もう疲れた、何もかも滅んでしまえ。

彼女は憤然としながらセーラー服を手に取り、着替えた。

部屋のドアに寄りかかった上村愛美は、小さく咳払いをした。「白崎政光」

一声呼んでから、片手で小さなハートマークを作り、ひょっこりと小さな頭を覗かせた。

白崎政光の深い瞳に、甘やかすような柔らかな光がよぎった。彼女が部屋に飛び込んでくるのを、彼は微笑みを浮かべて見つめていた。

彼女はわずかに首をかしげ、両腕を頭の上に伸ばして彼に大きなハートマークを作ってみせた。まるでその動作で彼に...

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