第347章 番号23086

「南西軍区、認識番号23086」

手紙にはその短い一文が記されているだけだったが、それだけでも膨大な情報が含まれていた。

この番号さえあれば、さらに多くの手がかりを辿ることができるからだ。

鈴木七海はすぐさまその手紙を京藤宏史に手渡した。

「京藤長官、この番号に見覚えはありませんか? 私の推測ですが、おそらく軍の認識番号ではないかと」

京藤宏史は一瞥すると、やがて力なく首を振った。

「私が管轄しているのは海軍関連の部署でしてね。南西軍区の状況にはあまり詳しくないのですよ。それに、あちらは元々かなり混沌としていて、一種の独立国家のようなものですから。この件に関しては、私ではあまりお...

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