第365章 反撃

鈴木七海は眉をぴくりと上げた。

「誰が、データがまったく同じだなんて言ったの?」

その一言に、場の全員が首をかしげる。

一桁ずつ照合したはずだ。どうして「同じじゃない」なんて話になる?

そこへ佐藤拓実が勢いよく立ち上がり、声を張り上げた。

「みんな目は節穴じゃないだろ。そんな言葉にビビる必要ない! 二つのデータが同一なら、嘘をついてるのは星辰グループと浅海氏のほうだ。そんな連中、研究業界に残る資格なんかない!」

火に油を注ぐような言い草に、浅海永子が即座に噛みつく。

「いつからここは、あんたが仕切る場所になったの? それにさっき、あんたずっと座ったままじゃない。スクリーンの資料...

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