第401章 危うく命を落とす

松坂利之は余計なことを一切口にせず、ただ鈴木七海と佐藤奈須を急かした。

「ここはおまえらが来る場所じゃない。今すぐ引き返して出ていけ」

「いまは話せない。西南を出たときにだけ会う可能性がある。それまでは、ここから手がかりを得られると思うな」

西南軍区に二人が現れたこと自体、彼にとっては明らかに想定外だったのだろう。驚きと怒りが、その声に滲んでいる。

とにかく追い返すためなら脅しも辞さない——鈴木七海が西南軍区を離れるまで、欲しがっている情報は一切渡さない。そう言い捨てると、松坂利之は一方的に通信を切った。

鈴木七海には訳がわからなかった。どうして、ここまで過剰に反応する? 西南軍区...

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