第404章 松坂利之と連絡を取る

「何かあったの?」

驚くなと念を押されていたのに。

鈴木七海は反射的に身構えていた。

ついさっき戻ったばかりだ。中村信の件にケリをつけた、その直後に佐藤奈須のほうが――。

「強盗に遭った。こっちは最近物騒でな、銃創を負った」

電話越しに、佐藤奈須の落ち着いた声が届く。

鈴木七海は拳をぎゅっと握りしめ、沈んだ声で問い詰めた。

「何があったの。どこをやられたの? 脚は……大丈夫なの」

佐藤奈須の脚は、今も完全に治り切っていない。

もし今回で悪化したら。鈴木七海は一生、自分を許せない。

「心配するな。状況が切迫してる。しばらく連絡が遅れるかもしれないが、できるだけ繋ぐ」

受話...

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