第410章 治療方案

上村愛美にひと通り“手ほどき”を施し、胸の奥にこびりついていた罪悪感まできれいさっぱり洗い流したところで、鈴木七海は満ち足りた。

親友が、世間でいうところの「不誠実な女」になろうが構わない。

七海が怖いのは、上村愛美が誰かを傷つけることをためらうことだった。

あの子は前から優しすぎて、甘すぎて――だからこそ、白崎政光にあそこまで弄ばれたのだ。

それに、塩浦正美。

上村愛美を手に入れたいなら、少しくらい試練を受けるのが当然じゃない?

鈴木七海はご機嫌のまま、山下真衣に指示して一件を丸ごと塩浦正美へ投げた。

忙しいかどうかなんて知ったことじゃない。上村愛美のことが、会社より軽いはず...

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