第444章 血縁関係

警察と佐藤奈須が、突如としてそろって現れた。

松本暉と村上香奈の退路を、ぐるりと包囲する。

いちばん動揺したのは、ほかならぬ松本暉本人だった。

彼はまず、いまだ平然と立っている鈴木七海を愕然と見やり、噛みつくように叫ぶ。

「……おれをハメたのか!」

つづけて警察へ視線を走らせ、後ずさりしながら早口でまくしたてた。

「おれは通りがかっただけだ。名前くらい聞いたことあるだろ、グループの社長だぞ……こいつを探しに来たのか?」

その視線が、村上香奈へと移る。

村上香奈の震えた目をまるで見ていないかのように、松本暉は言い放った。

「こいつは戸籍もねえ。違法なことも散々やってる。連れて...

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