第477章 浅海武治を説得する

このあと、佐藤奈須がどれほど探りを入れても、浅海毅士は役に立つ情報をひとつとして漏らさなかった。

私的なことについては徹底して口を閉ざし、中村健との協力関係についても、口は異様なほど堅い。

佐藤奈須が脅しとも懐柔ともつかない含みをいくら投げても、浅海毅士は聞こえないふりを決め込む。

さすがにうんざりすると、すっと表情を冷やし、それ以上は答えようとしない。

それどころか、浅海家のロボット共同開発案件を持ち出し、逆に佐藤奈須を牽制してきた。

佐藤奈須は表向きには平然とした顔のまま、浅海毅士と渡り合う。

だが、誰にも見えない角度で、いつの間にかその指先がかすかに震えていた。

鈴木七海...

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