第491章 浅海家の弱み

いい知らせどころじゃない。

鈴木七海と佐藤奈須は、自分たちの推測に背筋が冷たくなった。

もし浅海家が中村健に弱みを握られているのだとしたら――。

今この場で中村健に手が出せないのはもちろん、これから先も、あいつが好き放題に暴れるのを指をくわえて見ているしかない。止めたくても、止められない。

浅海家が弱みを握られている限り、あいつの尻拭いをさせられ続ける。

つまり浅海家は、いまや中村健がやりたい放題するための切り札になってしまっている。

そんな展開、絶対に見過ごせない。

二人は即座に意見を揃え、いまから浅海家へ行って何が起きているのか確かめることにした。できるなら形勢をひっくり返...

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