第506章 黒田蓮失踪

鈴木七海と佐藤奈須は、中村健が黒田家に接触しているという報せを受けるや否や、すぐさま次の一手に動いた。

中村健がいま手元に残している株に、黒田家の分が上乗せされた場合――最終的にどこまで比率が伸びるのか。二人は即座に計算を始めた。

出た数字は、楽観できるものではない。

「控えめに見積もっても、今回中村健に成功されたら、向こうは49.9%を握る。これは……こっちにとって危険すぎる」

その株数があれば、中村健は会社の主導権を、もう一度がっちり取り戻せてしまう。

ようやく引き戻した流れだ。指をくわえて見ているわけにはいかない。

だから鈴木七海は、即座に動いた。

黒田蓮に連絡を取り、黒...

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