第525章 黒田星奈の判決

ほどなくして、鈴木七海と村上明慶は意見を一致させた。

二人はもう迷わない。すぐに弁護士を呼び、黒田星奈がこの間に積み上げてきた数々の罪の証拠と、こちらに有利になり得る資料を片っ端から掘り起こした。

そして――弁護士の姿を目にした、その瞬間だった。

村上明慶の胸のつかえが、ようやく腹の底まで落ちていく。

鈴木七海は本気で自分に手を貸すつもりだ。今回ばかりは、口先だけじゃない。

二人は身構え、弁護士の言葉を待った。

弁護士は資料を一通り読み終えると、しばし考え込んでから説明を始めた。

「表に出ている証拠だけで見るなら、執行猶予を取るのもかなり厳しいです」

「ただ一点。彼女の行動は...

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