第151章 約束を破って立ち去る

『これだけ待たせて返信なしか? まさか本当に色仕掛けにでも落ちたのか? 今すぐ西園寺さんにバラすぞ!』

相手の言葉が度を越してくるのを見て、神宮寺蓮は眉をひそめ、ようやくメッセージを開いて指を動かした。

『失せろ』

返信はすぐに来た。神宮寺蓮が画面を切り替える暇もないほどの速さだった。

『やっぱり、こう言えば返信すると思った。西園寺雅史の手筈は整った。いつ戻らせる?』

『明日だ。一芝居打つ』

こちらの返信を打ち終えた直後、別の通知が届く。

『神宮寺社長、先ほど西園寺さんが橘さんの付き添いで病院へ行かれました。こちらが検査報告書です』

差出人は黒田洋二だ。メッセージの下には二通...

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