第44章

三日なんて、瞬きをする間に過ぎ去る。

柚木結華はパソコンの時計を確認すると、素早くシャットダウンのボタンを叩いた。誰よりも早くオフィスを飛び出し、あらかじめ手配しておいた車に乗り込んで、そのままノディ一号へと意気揚々と向かう。

仮面オークションの入場開始は夜7時。渋滞が怖くて、気を抜く余裕など一秒もなかった。

ドアを開けたのは家政婦だった。結華の姿を見ても驚いた様子はなく、にこりとしたまま告げる。

「九条社長は2階にいらっしゃいます。どうぞ上がってお会いくださいませ」

それだけ言うと、家政婦は去っていった。

柚木結華は軽く会釈し、少し迷った末に階段へ足を向けた。

ここへ来るのも...

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