第129章 重用したい

仕事の話が一段落すると、二人は生活のこまごました雑談も交わした。別れ際、三峰景臣は「三日後には、納得できる返事をする」と約束した。

来栖琴音は三峰景臣という人間を、実のところそこまで深く知っているわけではない。知っているのは、素行がよく、成績優秀で、困っている人を放っておけないタイプだということくらいだ。

中学も高校もずっと同じクラスだった。大学では専攻こそ別になったが、同じ生徒会役員として行事の運営を一緒にやることが多く、自然と距離が近くなった。彼は何かと琴音を気にかけてくれていた。

けれど、川島治と知り合ってからは関係が薄れ、さらに琴音は卒業後すぐ起業で忙しくなり、三峰は海外留学へ...

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