第136章 従妹と再会

月曜日。来栖の母が月乃を学校へ送り、来栖琴音は出社した。

両親は琴音の説得を受け、ひとまずJ市に滞在することを承諾してくれた。二人がいてくれるなら月乃のことを心配しなくていい。琴音は仕事に全神経を注げる。

三峰景臣は約束どおり会社へ来て、自分がまとめた今後の事業計画を琴音に手渡した。目を通した琴音は、思わず息を吐く。

――やっぱり、私が選んだ人材だ。

発想も道筋も、琴音の考えと驚くほど噛み合っていた。

琴音は会社の現状を包み隠さず話した。川島治がどうやって会社を食い潰したのか、その手口まで一つ残らず。

使うと決めた以上、十二分の信頼を差し出す。それが来栖琴音の流儀だった。

話を...

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