第150章 朗報が入った

「分かってるならそれでいい。とにかく自分の体を一番にしなさい。私たちは、あなたが元気でいてくれることだけを願ってるの。ほかの何よりも、あなたのほうが大事なんだから!」

来栖の父は娘の性格をよく分かっていた。小さい頃から自分の考えを曲げない子で、大学も商学部を選んだ時点で、いずれビジネスの世界で勝負する運命なのだろう、と。

けれど、相手は男ばかりの世界だ。娘が損をしないか、傷つかないか――親としてはどうしても心配になる。

川島治がそばにいると聞いたときは、少しだけ胸を撫で下ろした。

まさか、その川島治が恩知らずだったなんて。

そして今、娘はまた一人で商界を泳いでいる。心配しないでいら...

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