第151章 発表会

日曜を迎えるころには、来栖琴音は北川佳澄を連れて、御冠グループの発表会に出席していた。

ハイレイホテルの正面玄関には、黒塗りの車が次々と横付けされる。係のスタッフが手際よく誘導し、車列は滞りなく駐車場へ吸い込まれていった。

ここはJ市で最大級、しかも最高級のホテルだ。そんな場所を押さえて発表会を開く――それだけで、御冠グループが今回のパーティーをどれほど重く見ているかがわかる。

しかも、集まっているのはJ市の名士だけではない。全国各地から、御冠グループと取引のある企業や関係者が顔を揃えていた。

この規模感だけで、琴音は圧倒されそうになる。

今日の彼女は黒のビジネススーツ。髪もきちん...

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