第204章 写真の脅迫

来栖琴音はきょとんとした。月乃がどうしてそんなことを言うのか、まだ頭が追いつかない。すると浅野琉生が、にこにことしたまま尋ねた。

「どうして、おじさんがいいと思うんだ?」

「だって、おじさんは月乃とおんなじで、ママのこと大好きだもん! おじさんが来たら、月乃ね、お野菜いっぱい食べられるし、ママもニコニコになる!」

その言葉に、琴音の目の奥がじんと熱くなる。

――そんなに分かりやすかったんだ。

浅野琉生の「好き」は、こんなに小さな娘にまで見抜かれてしまうほど、まっすぐだった。

浅野琉生は、さらに優しく問いかける。

「じゃあ月乃。おじさんが毎日来て、一緒にごはん食べたら……うれしい...

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