第4章

 背筋がぞっと凍りついた。

 過去の記憶の断片が、一瞬にして音を立ててパズルのように組み合わさっていく。

「あんたたち、頭おかしいんじゃないの?!」

 ロクシーが私の家族に向かって怒鳴りつけた。

「どうしてセレストに中絶なんて強要するわけ?」

 彼女は私をボディガードの後ろへと引き寄せると、険しかった眼差しをすっと和らげた。

「私がいるわ、セレスト。何があっても、絶対に守り抜いてみせるから」

 そして、震える私の手元をちらりと見やった。

「エコー検査の結果、何かおかしいところでもあった?」

 私は慌ててその紙をポケットにねじ込んだ。

 無理やり笑顔を作り、首を横に振る。

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