第107章 あんたの母ちゃんはもうあんたを要らない!

朝食を済ませると、林田柊は車を出し、白鳥北斗を幼稚園まで送った。

教室の前に着いた途端、ひとりの女の子がぱたぱたと駆け寄ってくる。北斗のクラスメイトの小春だった。

小春は北斗を指さし、頬をふくらませて言い放つ。

「うそつき! 昨日の夜、うちのママが焼き肉まん届けに行ったの。インターホン、ずーっと押してたのに、北斗のママ、家にいなかったじゃん!」

北斗の顔がかっと赤くなる。

「うそつきはそっちだ! ママは昨日、家にいた! ぼくに絵本読んでくれたもん!」

「うちのママが言ってた! 北斗のパパ、ほかのおばさん連れて外にいたんだって。北斗のママ、北斗のこといらないんだって!」

小春も引...

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