第113章 自分のことをちゃんとしろ。

午後7時。

都心の高級レストラン。

林田柊と曾我京弥がロビーに入ると、ソファにはすでに丹羽隼風が待っていた。

三人がそのまま2階の個室へ向かおうとした瞬間、エントランスの扉が押し開けられる。

入ってきたのは白鳥空弥だった。ダークスーツに身を包み、片手をポケットに突っ込んだまま、視線だけで場を制するように歩いてくる。

その隣には相馬祈。彼の腕に絡みつき、今日はゆったりしたワンピース姿だ。腹部はわずかに丸みを帯び、妊娠が目に見えてわかる。

ロビーのど真ん中で、二組が真正面から鉢合わせた。

丹羽隼風が足を止める。今はTMと組んでいるとはいえ、白鳥グループの格はこの業界では別格だ。

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