第122章 贈り物

冷たい風が頬を撫でる。林田柊はコートの襟を立て、両手をポケットに突っ込んだ。

通りの両側の街路樹にはイルミネーションがびっしりと巻きつけられている。赤、緑――ちかちかと瞬く光。

今日はクリスマス・イブ。街は人で溢れていた。

林田柊は歩道を流れる人波に紛れ、前へ進む。大型の玩具店の前を通りかかったところで、ふと足が止まった。

巨大なガラスのショーウィンドウ。その中に、最新モデルのトランスフォーマーが一式、誇らしげに並んでいる。

林田柊はガラス越しにそれを見つめた。視界が、じわりと滲む。

白鳥北斗の顔が浮かぶ。

以前のクリスマスは、いつも半月前から準備を始めた。

スーパーでいちば...

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