第23章 別荘に戻って何をする?

林田柊は本家で二日を過ごした。

その二日間、彼女は北斗のためにいろいろな料理を作った。

北斗は黙って食べる。騒がない、好き嫌いもしない。彼女が盛ったものを、そのまま口に運んだ。

ときどき、食事の途中でふっと動きを止める。

そして左手でこっそり、彼女の服の裾をきゅっと引く――そこに母親がいるか、確かめるみたいに。

林田柊は気づかないふりをした。

白鳥ばあさんの腰はたしかにあまり良くない。けれど北斗が言うほど深刻でもないらしい。土曜の朝には、おばあ様は自分で階段を下りてきて、わりと元気そうに居間でお茶を飲み、新聞をめくっていた。

林田柊が台所で立ち働いていても、何も聞かない。ただ、...

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