第58章 統合失調?

受話器の向こうで、白鳥北斗がもごもごと言い淀んだかと思うと、次の瞬間――わっと大声で泣き出した。

電話の向こうでは、先生が慌ててなだめている気配まで、はっきり聞こえる。

林田柊は深く息を吸い、スマホを握る指先にわずかに力を込めた。

こんな手口、嫌というほど知っている。

けれど学校のような人目のある場所で、あれこれ言われる材料を与える気はなかった。子どもすら放っておく狂った女だと、勝手に決めつけられるのも御免だった。

「校門の前で待ってて。もう泣くな」

冷たくそれだけ言い捨てると、林田柊はそのまま通話を切った。

30分後、林田柊は白鳥北斗を引き取った。

帰り道、小さな子どもは妙...

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