第78章 データの整備

午前6時。第7層のデータパスが、ついに全部つながった。

林田柊は椅子の背にもたれ、モニターに表示された完全版の負荷テストレポートを見つめたまま、長く息を吐く。

こわばった首筋を揉み、窓の外へ目をやった。

もう明るい。薄いレースのカーテン越しに朝日が差し込み、部屋の空気をふわりと温めている。

階下から祖母の声が飛んできた。朝ごはんよ、と。

顔を洗い、きれいなセーターに着替えて降りる。台所には小米粥の匂いが漂い、祖母はすでに目玉焼きと花巻を並べ終えていた。

「また徹夜したの?」

祖母は柊の目の下の隈を見て、痛ましげに眉を寄せる。

「プロジェクトが佳境で。今日は曾我先生のところにも...

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