第115章 ぶりっ子死が目前でも強がる

高坂檸檬は一歩も引かずに言い返した。「最後に許しを乞うのは、あなたたちの方よ」

彼女には、株式会社カエデの人工知能プロジェクトが必ずや大成功を収めるという確信があった。

高坂東弥の顔は土気色に変わった。いいだろう、ならばこの長兄が容赦しないのを恨むなよ、と。

エレベーターのドアが閉まり、視界が遮られた。

高坂檸檬は会社の責任者に目を向けた。「心配いりません。投資とは元より公平な競争です。篠崎グループがやっているのはビジネスであって、人情ではありません。私たちの研究製品が十分に優れていれば、篠崎グループは必ず投資してくれます」

たとえ篠崎グループがダメでも、雲雀市には他にもたくさんの会...

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