第137章 ぶりっ子がひざまずいて許しを求めた

「いい娘だ、どうした?」

相沢湘子はスマホを手に、要求を口にした。

「監視カメラの映像を一つ、消去してほしいの。警察署から盗み出して!」

「いい娘だ、何かしくじったのか?パパが助けてやれるが、この前はブロックされて、パパは悲しかったぞ」

「ごちゃごちゃ言わないで。今回手伝ってくれたら、悪いようにはしないし、もうブロックもしないから」

相沢湘子は今や進退窮まり、唯一思い浮かぶのは、この素性の知れぬ、父親を名乗る男だけだった。

父親であろうとなかろうと、自分を助けてくれるなら利用できる!

「問題ない。解決してやろう」

電話が切れ、相沢湘子はすぐに通話履歴を削除した。

彼女は高坂南...

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