第157章 高坂檸檬が実は本物の千金だったんだ

「痛い、痛い痛い! 指が折れる!」

檸檬が沙奈の指を捻り上げていると、すぐに湘子が駆け寄ってきた。

湘子は慌てて口を開く。「檸檬、早く手を放しなさいよ、こんなに大勢が見てるのに!」

「大勢が見てるからこそよ。先に手を出してきたのは沙奈の方だって」

檸檬が手を離すと、沙奈は無様に転んだ。

湘子は急いで沙奈を抱き起こす。「大丈夫?」

沙奈はヒステリックに叫んだ。「ぼさっと突っ立ってないで、あんたがこの田舎者の指をへし折ってやりなさいよ!」

「誰が彼女に指一本でも触れられるものか!」

南斗が大股で壇上へ上がり、沙奈を見据えた。「望月さん、白昼堂々、危害を加えようとは。また留置所に入り...

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