第182章 一体誰が嫉妬しているのか?

「義姉さんが言わないなら、俺も言わない!」

 誠は強気な態度を崩さなかった。

 また兄にしてやられた。

 ちくしょう、小さい頃からずっとこうだ!

 千謙の口調は穏やかではなかった。「俺の我慢にも限度があるぞ!」

「兄貴、俺って本当に実の弟? 絶対ゴミ捨て場から拾ってきただろ」

「分かってるならいい」

 誠は怒り狂った。「知るか、俺はあんたの実の弟だ! 文句があるなら義姉さんに言わせろよ、ふん!」

 そう言って誠は一方的に電話を切った。俺のことばかりいじめやがって!

 千謙が何度電話をかけても、誠は出なかった。

 彼は苛立ち紛れにこめかみを揉みメッセージを送った。「随分と偉...

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