第219章 湘子、いつまで装うつもり

南斗は苦笑した。「病院に救急搬送された」

東弥の声はふと小さくなり、どこか不自然な表情を浮かべる。「なんだ、あいつも怪我をしたのか?」

「東弥兄さん、北斗の性格を知らないわけじゃないでしょう。あいつが手を上げたら、檸檬が無傷でいられるわけがない」

南斗は憤慨していた。「東弥兄さん、さっきからずっと、檸檬の様子を少しも気にかけていないじゃないか。あの子だって、俺たちの実の妹なんだぞ!」

ましてやライブ配信では、先に手を出したのは北斗の方だと映っていた。

東弥は即座に弁解する。「だが、檸檬も腕は立つ。二人がやり合えば、どっちがどっちを殴ったかなんて分からないだろう」

湘子が口を開いた。...

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