第232章 ぶりっ子が跪いて謝ったよな

檸檬は、ぶりっ子が自分に土下座するのを見て、少なからず驚いていた。

何しろ湘子は、これまでずっと自分の前では高慢な態度を取ってきたのだから。

あのぶりっ子に土下座で謝罪させるというのは、おそらく彼女を殺すよりも辛いことだろう。

となると、北斗兄さんは相当きつく湘子を追い詰めたのだろう。でなければ、湘子もわざわざ学校まで来て、衆人環視の中で土下座して謝るようなことはしないはずだ。

湘子が跪いた瞬間、周囲の人々は呆気にとられていた。

湘子は涙でぐしょぐしょになりながら言った。「檸檬姉さん、私のせいで北斗兄さんとの間に誤解が生まれてしまって……。私のために、二人が仲違いするのはやめてくださ...

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