第245章 それなら協力してぶりっ子の手からすべてを取り戻す

檸檬は、北斗がこれほど急いで自分と手を組もうとしているのは、会社にあるすべてを失いたくないからだと分かっていた。

北斗にとって会社を湘子に奪われるのは、殺されるよりも辛いことなのだ。

ブーメランが自分に返ってきて、ようやく痛みが分かったというわけか。

北斗が口を開いた。

「お前の条件は何だ?」

「私の条件は簡単よ。あなたの会社の株式を、全部私に譲渡して」

「檸檬、お前気でも狂ったのか?」

その条件を聞いた北斗は、信じられないといった様子だった。

「株を全部お前にやったら、俺が今必死に足掻いているのは全部無駄働きじゃないか?」

「以前私の埋め合わせのためなら、私が訴えさえしな...

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