第265章 兄さん、ついに湘子がどれほど愚かか分かったのか

その言葉を聞いた檸檬は、テーブルの上に置かれていた精巧で高価な装飾品をひっつかむと、湘子の足元に直接叩きつけた。

湘子は東弥の傍らに立ち、

「東弥お兄様、ご覧になって。檸檬姉さんが私の企画にずっと不満で、物を床に投げつけたりするんです」

「檸檬、開始まであと数時間だぞ。今になってここで何を騒いでいるんだ?」

「私が騒いでる? 私は湘子が残した尻拭いをしてるだけよ」

檸檬は前に進み出て東弥のネクタイを掴んだ。

「あんたの頭、ドアにでも挟まれたの? これはチャリティーバザーであって、豪華な晩餐会でも、ましてや贅沢品の展覧会でもない。もし誰かに見られたら、高坂家がどれだけ笑いものになるか、わ...

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