第302章 実際にダメなら別れる

檸檬は霧人の顎を掴むと、力ずくで赤ワインを流し込んだ。

彼女は冷ややかに口を開く。「口が汚いなら、私が洗ってあげる。遠慮なんてしなくていいから」

霧人は赤ワインにむせ、顔を真っ赤にしたが、檸檬の手を振りほどくことができない。檸檬の力がいつの間にこんなに強くなったのかと、彼はひどく驚愕していた。

湘子は隣でやきもきしながら叫ぶ。「檸檬、何してるの、早く手を離しなさいよ」

檸檬はワインボトル一本を丸ごと無理やり飲ませきると、ようやく手を放した。

詩乃は傍らで笑みを浮かべた。まさか檸檬がここまで強硬に出るとは思ってもみなかった。

自由になった霧人は、恥ずかしさと怒りで逆上した。「兄貴、檸...

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