第365章 パクリ野郎はパクリ野郎

振り返った千謙の視界に、当然のように高坂家の面々が映り込んだ。

檸檬は口元に冷ややかな笑みを浮かべる。

「学校でイベントがあるって聞きつけたんでしょうね。湘子を連れてきて、ついでに知名度でも上げようって魂胆よ」

「十中八九、お前が学生代表に選ばれたからだろう。誰かさんがそれに嫉妬して、自分も目立とうと必死に駆けつけたってところか」

檸檬は千謙の言葉に深く頷いた。まさにその通りだと思ったからだ。

二人が会場へ戻ると、案の定、東弥が招待客の社長連中と談笑し、その横で湘子が愛想を振りまいて、周囲を上機嫌にさせている姿があった。

だが、檸檬と千謙が姿を現すと、場の空気は一変し、静まり返った。...

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