第400章 真犯人の無残な死を願う

檸檬は、目の前に立つ詩織を冷ややかに見据えた。あからさまに探りを入れている。檸檬が事故の真相を知っているのかどうかを。

どうやら、望月家の方でも勘づいているらしい。

だが、望月夫人が戻らない限り、檸檬が手札を見せるつもりは毛頭ない。

檸檬はわざとらしく鼻を鳴らした。

「妹さんと入学早々揉めたのはなぜかって? 自分の妹がどんな性格か、胸に手を当てて考えてみたらどうですか?」

「高坂さん、そういうつもりでは……」

「そういうつもりじゃなければ、どういうつもりです? 妹さんは私があなたたちの母親を誘拐したと疑っている。それで、姉のあなたが『私が望月家に恨みを持っていないか』と確認しに来た...

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