第401章 詩織は何を言った

檸檬は千謙と合流するため、直接彼のもとへ向かった。こんな重要な局面、自分が現場にいないわけにはいかない。

だが、タクシーに乗っている最中、ふと誰かに尾行されていることに気づいた。

檸檬はバックミラー越しにしばらく様子を窺った。確かに、一台怪しい車がいる。

兄さんたちの差し金か、それとも望月家の関係者か?

現時点では確信が持てない。

彼女は少し考え、千謙にメッセージを送った。『誰かに尾行されているみたいです』

次の瞬間、千謙から電話がかかってきた。「何も言うな。俺の言う通りに動け。あとで迎えの者を行かせる」

「わかりました」

檸檬はチラリと外を確認すると、運転手に告げた。「都心の...

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