第405章 檸檬、何がしたいんだ

檸檬はその言葉を耳にした時、ただ酷く皮肉めいたものに感じられた。

前の人生では、死ぬその瞬間まで、東弥からの後悔と謝罪の言葉を待ち望んでいたというのに。

けれど今、こうして願い通りその言葉を聞かされても、想像していたほどの喜びは湧いてこなかった。

檸檬は無表情のまま、瞳に嘲りの色を浮かべる。

その眼差しを受けた東弥は、喉元まで出かかっていた言葉を飲み込まざるを得なかった。

その時だ。霧人が湘子を連れて階下へ降りてきたのは。

湘子は不満を露わにしていた。その喪服を身に纏うことが、まるで命を削られるかのように苦痛でたまらないといった様子だ。

苦悶の表情を浮かべる湘子を見て、檸檬はよう...

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