第406章 檸檬、お前は悪辣だ

檸檬のその言葉を聞いて、その場にいた全員が顔色を変えた。

もちろん、その中には湘子も含まれている。

何しろ相沢湘子は、この件は誰にも知られていないと思っていたのだ。さっき父が捕まっていないと知った時点で、父が整形したという事実を、高坂側は掴んでいないと確信していた。

それなのに、まさか檸檬は知っていたというのか?

湘子は顔を上げて弁解しようとした。

「私は本当に知らなく……」

ビシッ!

檸檬は再び湘子の頬を張った。

「父親が整形したことを知らないとでも言うつもり? 整形後の顔を見たことがないと?」

頬が焼けるように痛い。湘子は後ろめたさで言葉が出ず、霧人に助けを求めるしかなかった。...

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