第431章 望月家の人々は暗躍を好む

その知らせを聞いたとき、檸檬は沈黙に沈んだ。

先ほどまで胸に満ちていた喜びが、瞬く間に薄れていく。

その様子を見て、果歩が慌てて口を開いた。

「でも、この件は檸檬には関係ないじゃない! 望月夫人が親友を利用した挙句、またそんな手を使うなんて、あんまりだわ」

詩乃も深く頷く。

「望月家の人間って、そういうところがあるのよね。それなのに望月夫人が運良く篠崎夫人とずっと親友で、仲が良いっていうのがまた……」

檸檬は詩乃を見つめた。

「だから望月家は、この数年間順風満帆だったってこと?」

「そうじゃなきゃ説明がつかないでしょ? 望月夫人の悪運が強いだけかもしれないけど」

檸檬は眉をひ...

ログインして続きを読む