第441章 千謙はキス魔か?

檸檬はその言葉を聞いて、ぱちくりと目を見開いた。

「ほんとに?」

詩乃というやつは、今まで一度もそんな話を漏らしたことなんてなかったのに。

檸檬は千謙の首に腕を回す。

「じゃあ続き教えてよ。二人の間に何があったわけ?」

「けっこうエグいシーンになるけどさ。それでも詳しく聞きたい?」

檸檬はじろりと彼を見た。

「どうせあんたも詳しくは知らないんでしょ。ていうかさ、詩乃ってそんなに歳いってないでしょう? あんたの高校の同級生と寝たって?」

「詩乃はお前より一歳上だよ。あれは去年の正月ごろの話だな。あいつ、一回戻ってきたんだ」

「戻ってきたって何しに? まさか詩乃が、うちの兄貴を彼...

ログインして続きを読む