第442章 お前との出会いは一生の不運

檸檬は東弥の言葉を聞くと、思わず鼻で笑ってしまった。

「檸檬、何がおかしい」

東弥は檸檬の嘲笑を目の当たりにし、瞬時に不快感を露わにする。

檸檬は冷ややかな口調で返す。

「何がおかしいか、ご自分でもよく分かっているはずでしょう? 詩乃はあなたのことなんて眼中にないわ。今さら何をしても無駄よ」

「檸檬、お前が詩乃の親友だというのは知っている。だが、彼女のためを思うなら少しは考えろ。あいつを幸せにできるのは、俺だけなんだ」

「あらあら、『自分だけが彼女を幸せにできる』ですって? 詩乃があなたに出会ったこと自体、一生の不覚と言うべき災難だわ」

東弥の表情が険しくなる。

「あの件に関し...

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