第444章 男には駆け引きが必要

檸檬は果歩の言葉に、思わず水を喉に詰まらせた。

(見かけによらない……果歩のやつ、こんなに大胆だった?)

詩乃は果歩の言葉を聞いた途端、瞬間湯沸かし器のように顔を真っ赤に染めた。

「寝たことはあるけど……でも……」

「でも何よ? あのボディガードのお兄さん、いかにも絶倫って感じじゃない」

詩乃は頬を染めたまま、ぼそりと言う。

「でもあの時、彼……結構早かったの」

果歩は口元を手で覆う。

「それってつまり、あの人が初めてだったってことじゃん! うわ、マジか。あんな純情な男、今どき天然記念物レベルだよ。あんなイケメンなのに、まさかの童貞!?」

詩乃は茹でダコのように顔を赤らめ、何も言い...

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