第449章 今日こそ湘子の足を叩き折る

檸檬と詩乃は、陽太の背後に隠れ事の成り行きを見守っていた。

陽太はただ静かにそこに立っていた。向かっていく素振りすらない。

彼は振り返り、檸檬に視線を向けた。

「詩乃を連れて学校へ行け。俺が送る」

檸檬は理由を問い質したかったが、詩乃の安全が最優先だと思い直し口をつぐんだ。彼女は詩乃の手を引き、そのままその場を離れた。

だが、二人が背を向けた瞬間中村夫人が引き連れてきたボディガードたちが一斉に襲いかかった。

しかし近づく者は皆、陽太の一撃によって無力化されていく。腕を折られるか、あるいは足を砕かれるか。

歩き出した檸檬の耳に鈍く、生々しい骨の折れる音が次々と飛び込んでくる。

彼女...

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