第45章 彼女は引っ越し、高坂家とはもう関係ない

檸檬はダイニングテーブルをひっくり返した後、ようやく何事もなかったかのようにそっと手を拭った。

琉生は檸檬の常軌を逸した様子を見て言った。「檸檬、気でも狂ったのか?」

檸檬はこれまでこんな事をしたことがなかった。それなのにライターで湘子の物に火をつけたりするなんて!

これは全く檸檬らしくない!

檸檬はそばにあった椅子を蹴り、声はかすかにどこか苛立ちを帯びていた。「貴方達、うるさすぎる。食べたくないなら、全員食べなければいい!」

今の彼女には少しの忍耐力もなかった。

湘子のぶりっ子がここで芝居を演じているのを見るのも、反吐が出る!

湘子はすぐに泣き出した。「うぅ……全部私のせい、全...

ログインして続きを読む