第462章 友達以上、恋人未満

その夜は、多くの人にとって眠れぬ夜となった。

場所は、学校の女子寮。

檸檬は詩乃、果歩と身を寄せ合い、ひそひそと内緒話をしていた。

果歩が笑いながら二人を見る。

「もう、二人とも本当になんなのよ。檸檬なんて篠崎の若様とこんなに長く一緒にいるのに、まだ最後の一線を越えてないんでしょう? 詩乃ちゃんなんて、まだ付き合ってもいないのにもう寝ちゃってるっていうのに」

詩乃は顔を赤らめ、言葉を失っている。

檸檬は果歩を一瞥した。

「私と千謙は、そんなに長く一緒にいるわけじゃないわ」

「猫被らないでよ。あんなに長い付き合いじゃない。友達以上恋人未満、最高の関係じゃない」

檸檬は頬を染めた...

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