第463章 当時の件、篠崎家も関わっていた

千謙は冷ややかな表情を浮かべた。

「望月夫人こそ、ご自分の心配をされたらいかがですか」

「あはは、私が刑務所行きなら、あなたも母親も無関係じゃいられないわよ。あの時のことはあなた達も加担してる。新エネルギー事業で篠崎家も甘い汁を吸ったんだから」

望月夫人は勝ち誇ったように笑う。彼女はとっくに何重もの策を講じていたのだ。

今さら篠崎家が手を引こうとしても、絶対に不可能だ。

その言葉に、誠は激昂した。若さゆえか、顔を真っ赤にして首に青筋を立てる。

「ふざけんな! 母さんも兄貴も、あんたなんかの仲間じゃない!」

「あなたの母親は所詮、継母でしょう? もしお兄さんが死ねば、篠崎家の遺産はすべて...

ログインして続きを読む